95.

 愛の才能














 カンサイ1日目。

 早朝より新幹線で、シンコーべへ向かう。

 ヨコハマ、シズオカ、ナゴヤ、シガ、キョート、オオサカ。車窓からの、雲の動き、流れに見とれる。

 天気が場所によって。めまぐるしく変化していく。

 今日は、そんな空模様。






 コーべは、うだるような暑さ。歩いていると、喉が乾く。

 光がきれいで、何度か立ち止まる。






 絵の学校で、イラストレーションの講議。

 僕の課題とworkshopの内容は、「 自分の一番好きな人物の人物画 」。

 僕は、「 課題が、嫌だったり、別にやりたくないと思ったら、やってこなくても全然いいです 」と言った。

 「 自分が描きたいものだけ描けばいいと思う 」と。






 人それぞれ。いろんな絵や、性格や、事情やら、がありますが、「 なにかをものすごく好きになれるというのも、才

能なんですね 」という自分の発した、ひとことにつきる気がする。

 心底、好きなコトなら、止められても、勝手に人はやるのだ。






 淡々としてても、そんなにしゃべらなくても、確かにある熱。







 生徒さん達と呑みに行った後、さよならをして、深夜のコーべの海を、ひとりでさんぽする。

 ちゃぽん。と、静かな波。








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